機能
ECサイトにおいて、利用者のレビュー(口コミ)は、販売を促進する上で欠かせない要素の1つです。レビューの収集・掲載を支援するツールも多く登場していますが、じつはツールの種類は1つではありません。
レビューツールを選ぶ際には、まず求める機能を明確にし、導入するECサイトに適した製品を見極めることが大切です。
レビューツールの主な機能とは
レビューは、ユーザーが自発的に作り出すものです。そのため、レビューはUGC(User Generated Contents=ユーザー生成コンテンツ)、レビューツールはUGC活用ツールなどとも呼ばれます。
これらのツールには、一般的に以下のような機能が備わっています。
カートとの 連携機能 |
大抵のレビューツールは、HTMLタグを埋め込めるカートシステムであれば連携できます。対応の可否は、カートシステム、あるいはレビューシステムの公式サイトで確認できるはずです。 |
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レビュー 投稿支援 |
ユーザーにアプローチして、レビューを収集する機能です。例えば既存の利用者に投稿を依頼するメールを送信し、ツールの投稿機能で口コミを収集する、といったことができます。 |
クーポン等の 発行機能 |
レビューの投稿を促すための特典として、クーポンを配布する機能です。多くのECサイトで使えるクーポン機能と同じように、有効期限を定めたり、共通・個別などの柔軟な設定ができます。 |
SNS投稿の 自動収集 |
事前にハッシュタグや@メンションを設定しておくことで、該当の投稿を自動で収集する機能です。収集だけでなく、口コミに対する自動返信などを行えるタイプもあります。 |
二次利用 承認支援 |
いくら第三者に向けて公開されているコンテンツでも、投稿者に無断で利用することはできません。そのためレビューツールには、二次利用の許可を依頼する文面のテンプレートや承認状況の管理機能等が備わっています。 |
レビューの 自動投稿 |
作業の自動化は、デジタルツールの大きな強みです。決まりきった作業をプログラムに任せることで、スタッフは他の重要な作業に時間を割けるようになります。 |
効果の 測定・分析 |
各レビューの反響の大きさを分析できると、ECサイトのマーケティング精度をさらに高められます。さまざまな切り口でデータを蓄積・視覚化する機能もレビューツールの魅力です。 |
レビューツールを選ぶ際は、こうした基本的な機能を踏まえた上で、自社のECサイトが目指すゴールとのマッチングを行うことです。
レビューツールにも得意分野がある
レビューツールには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
1. レビュー集めが得意なタイプ
例えばSNS上に口コミがなかったり、そもそも投稿されづらいタイプの商材を扱うECサイトであれば、レビュー集めを得意とするタイプがおすすめです。
これは、ECサイトの利用者に対してメールでアプローチして、レビューを収集します。例えばレスポンスの高いメッセージのテンプレートやクーポン配布機能、自動送信機能などの組み合わせにより、レビューを効率的に獲得していきます。
2. SNS投稿が得意なタイプ
インスタグラム、X(旧ツイッター)、LINEなど、SNSを使ったマーケティングを考えている場合には、SNS投稿が得意なタイプを選ぶと良いでしょう。
ただ、すべてのSNSに対応したレビューツールはありません。商材のターゲット層やECサイト利用者の属性に対し、最も効果が見込めるサービスを選び、それに対応したレビューツールを選ぶと良いでしょう。
3. リアル店舗のマーケティングが得意なタイプ
レビュー=ネットの印象がありますが、リアル店舗にQRコードなどを掲示したり、位置情報を活用してプッシュ通知を送信して、レビューを集めるという手法もあります。
ECサイトとリアル店舗を両方運営しているケースでは、このタイプのレビューツールが役に立つでしょう。
上記の3系統をすべて網羅するツールもありますが、こうした系統や機能の概要を踏まえておけば、比較・検討を効率的に進められるはずです。