CV率向上
ECサイトの宣伝方法として、UGCツールは強力な武器となります。UGCツールが扱う口コミは、それ自体が共感を呼ぶものに加えて、熱量を持ったユーザーがお互いに高めあい、レビューを増やしてくれるからです。
以下に、ECサイトの集客にUGCツールを活用し、CV率を向上させた事例をいくつか紹介してみたいと思います。
UGCツールを使ってCV率を150%も改善した例
主にサプリメントや食品をECサイトで販売していたA社は、定期コースの利用者の声を知りたいと考えていました。当初はアンケートを商品に同梱することを考えましたが、「作業に見合った返信率が見込めないかもしれない」と不安を感じていたそうです。
また、Amazonや楽天といった大手サイトでレビューを集めようにも、「特典で釣る形になって、長年愛用されているお客様のリアルな口コミを得られないのではないか」と悩まれていました。
そんなとき、既存顧客へのメールでのアプローチを支援するUGCツールを発見。無料トライアルを試したところ、10%もの高いレビュー獲得率に驚いたと言います。
そのUGCツールは、Google検索結果画面へのレビュー結果の表示を支援したり、SNSと連携したり、口コミ収集以外の宣伝方法もサポートしていました。
A社は導入を決め、現在では毎日コンスタントに口コミが増加。Googleでの露出が増えたことから、Googleショッピング経由でのコンバージョンは150%改善し、自然検索での通販サイトへの流入も140%近く改善しているそうです。
SNS広告メインの施策にUGCツールを加えCV率を改善した例
ECサイトでの食品販売を主な事業としているB社は、主な宣伝方法としてSNS広告を活用していました。それなりの流入が見込め、宣伝効果は感じるものの、CV率をもっと高められるのではないかと考えていたそうです。
B社の担当者様は、クリエイティブを試行錯誤したり、LPをリニューアルしたり、さまざまな施策を試みました。そんな流れの中で、クリエイティブの一環としてUGCツールに目を向けたそうです。口コミ収集メインで導入する企業が多いなか、B社担当者様の鋭い目の付けどころに驚きます。
手掛けるECサイトとツールとの相性もよく、導入後すぐにCV率が2〜3割向上。想像以上に商材を高く評価する口コミが集まり、アンケートは違った形で組織のモチベーションアップにも貢献したそうです。
また、UGCツールのSNS連携機能を利用して、自社サイトにインスタグラムの投稿を掲載。着々と増えている口コミやその他の機能を既存のクリエイティブと組み合わせるなど、宣伝方法の最適化を図っています。
立ち上げ間もないファッションECサイトのCV率を改善した例
複数ある事業のひとつとして、ファッションECサイトを立ち上げたC社。ブランドが認知されていないぶん、商品購入者の口コミを丁寧に集めることで信用面を補強しようと考えたと言います。
利用中のカートシステムと連携できることを前提に、レビュー入力画面や管理画面の使いやすさから慎重に導入するUGCツールを決定。ちょうどブランドが認知されていくタイミングだったため、すべてがUGCツールのおかげかどうかは不透明とのことですが、それでもレビューが一定数を超えたあたりからCV率の向上は体感できたとのことです。
ちなみに同社の分析によると、購入者の9割以上、また購入に繋がらなかったユーザーも6割ほどが口コミを閲覧しているようです。
アンケートやレビューと併せて、口コミの内容を商品開発に活かすなど、宣伝方法以外の部分でもUGCツールを上手に活用されています。